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- 小児歯科
当院が一番子どもに対して気を付けているポイントは「押さえつけたり嘘をついたりしない」ことです。
近年の子どもは、虫歯が極端に少なくなってきており、治療というよりは、フッ素を塗ったり、歯磨きの指導をしたりと、予防処置のほうが多くなっています。ですので当院に通われている子どもたちは、泣かない子が多いように思います。
それでも虫歯のある子や怖がる子はいます。始めから痛い思いを経験してしまうと、
成長して小学生になっても治療をやらせてくれません。
子どもの歯科治療はドクターやスタッフとの信頼関係が大事だと思っています。
「遊びに来る」感覚で子ども自身が頑張る治療を応援いたします。
子どもたちが健やかに成長するためには、不正のない歯並び、虫歯のない歯が必要です。
- フッ素の定期塗布(3~4ヵ月毎ごと)
- 6歳臼歯を守る予防処置「シーラント」
- 学校では教えてくれないはみがき指導
- 妊婦さんの歯科検診も行っています。
フッ素塗布
▲フルーツ味のタイプも
フッ素を歯に塗ると、歯の主成分であるリン酸カルシウム(アパタイト)と反応して酸に解けにくい化合物(フルオロアパタイト)を作るので歯の表面を固く丈夫にします。
また、虫歯菌は糖分を栄養にして歯を溶かす酸を作ります。そのとき菌は自分で酸素を作ってたくさん酸を出そうとしますが、フッ素をその酸素を作るのを抑制します。その結果、虫歯菌の出す酸が減るのです。
永久歯が硬く成熟する(15歳~18歳)までの大切な時期にこのフッ素塗布を年に数回繰り返すと長期にわたり虫歯を予防することができます。
シーラント
▲シーラントのイメージ
虫歯になりやすい乳歯の溝に専用の薬を埋めることで、虫歯を予防します。乳歯に埋め込む薬は永久的なものではないため、定期的な診療が必要ですが、永久歯になるとプラスチックのシーラントを使用するので長期的な予防が期待できます。
ただし、あくまで歯の溝への予防ですので歯の表面や間も含めしっかりとしたブラッシングと定期的な検診を心がけましょう。
キシリトール
▲当院の受付で販売しています
キシリトールは世界中の国々で、予防効果と安全性が認められている成分です。普通の砂糖などと違い、キシリトールは虫歯菌に分解されないので、虫歯の元である「酸」が作られません。キシリトールで口の中の虫歯菌が減り、結果として虫歯予防につながります。
製品に含まれる割合が50%未満では効果が無く、成分量が多いほど予防効果が高くなります。他の糖分が入っていれば効果は半減しますので、キシリトール製品を選ぶときは成分量をよく確かめることがポイントです。
当院では受付で「キシリトールガム」や「キシリトールタブレット」等を販売しております。